2013年7月11日木曜日

「居場所」


去年は1試合、今年は2試合トップチームの帯同審判をやりました。
社会人ですからハーフ40分です。
小学生はもちろんの事、中学生とはスピード(人・ボール)・キック力・あたりの強さ・ズル賢さも違います。
それよりも1番の違いは選手の声です。
審判の笛に納得がいかないとそれに対して不満の声があがります。
審判に直接言ってるのであれば警告の対象になりますが、そこは大人、独り言のように、仲間と話すように、でも審判に聞こえるように言ってます。
これは選手だけが悪いわけではなく、審判(私)も審判としてのスキルを上げていかないといけないと思ってます。
中学生の審判の時はなるべくボールの近くに寄るように心がけています。
しかし大人のゲームはあまり寄り過ぎるとロングキックされた時に一気にボールと自分の距離が離れてしまいます。
先を読んで展開を予想してポジショニングするのですが、まだまだファールの見極めが未熟な為、ファールを見逃したり、逆チームのスローインなどのジャッジをしてしまうことになります。
すると先ほどのような声が出てしまいます。
私の未熟さが招いていることなんで言い訳は出来ません。
小・中学生の審判依頼はアラグランデの試合が観れる楽しさもあり喜んで引き受けています。
でもトップの審判はハッキリ言って気が重いです。
審判という仕事は上手くやって当たり前、ミスジャッジには強烈なバッシングが待ち受けています。
しかし自分にトップでサッカーをやれるだけのスキルが無いのですから、彼らと「一緒」に戦ってる気分になる為には僕の居場所はピッチの反対側の応援席か黒服来てピッチに立つしか無いのです。
監督・選手は「審判ありがとうございます」って言ってくれます。
自分達の試合前に審判をする事は体力を消耗させる事になります。
でも彼らが少しでも試合に集中出来るようになんて考えちゃいません。
僕はそこに自分の居場所を求めて入りこんでるだけです。
だから「ありがとうございまました」ではなく「お疲れ!」が良いです。
ア○○選手は、しっかりダメ出ししてくれます。
実はこれすごくありがたいです。
来てもらってる審判だと思ってたら言えないですよね。
だから彼はきっと僕もメンバー(?)だと思ってくれてると勝手に解釈してます。
彼は僕の扱い方わかってます。
お礼言われると外様扱いされててイヤ、でも無視されるのもイヤ、スイマセン面倒臭い奴で!
でも最近一番イヤなのは、テレビ観てて審判の動き追っかけてる自分。

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