2012年11月9日金曜日

「思いの丈」

以前にも少し触れた話しなんですが、
ちょっと蒸し返します。
日本では概ねMF・中盤の選手がもてはやされる事が多いです。
過去も含めて日本人で活躍した選手を挙げるとほとんどが中盤の選手です。
おそらく子供達にはやりたいポジションというのがあるでしょう。
ところが現実的には希望がそのまま反映されてるとは限りません。
これはサッカーに限ったことではなく他のスポーツでも社会の中にもある事です。
全て本人の希望通りなんて無理な話です。
コーチも本人の希望は承知して考えていると思います。
希望よりも「適材適所」となるのかな。
クラブチームとして考えると、その個がやりたいように楽しませるのが大事なのか、将来を踏まえ能力を引き出すのが大事なのか、良いところを伸ばすのか、足りないところを埋めさせていくのか、まあ全部なんだろうけどバランスを取りながら指導していかなければならないでしょう。
指導するのは簡単な事ではないんだな〜と思います。
ポジションの話に限ったわけではないんです。
私は今年自分の子供の出てないゲームしか観てないわけです。
そうすると去年より全員を平均に同じ土俵で観れるわけです。
「この子はこんなプレーしたら面白いのにな〜」とかいろいろ思っちゃうんです。
そういう時にコーチに「この子はなんでこのポジションに居させてるの?」って聞いちゃいます。去年までは聞きませんでした。
その答えを聞くと「はは〜ん。なるほど!」って答えが必ず帰ってきます。
コーチは子供達の事よく観てますよ。
親よりも子供の性格、スキルを理解してます。
親がここのポジションでやってもらいたいとかこんなプレーして欲しいとか思ってる事あるし、そういう思いがあるのは当たり前です。
ウチの次男の高校進学の時の話です。
私はどうせやるならメチャクチャ高いレベルでもみくちゃにされて、たとえレギュラーになれなくてもガシガシやって欲しいなんて考えてたんです。
次男にもそんな事を常々言ってたんですが子供はチョット違いました。
目標とする高校は一致してたんですが本人は「俺やれんじゃね!」って考えてました。私は「あ、そうですか失礼しました」って感じ。私と違ってポジティブなもんで。
方向性が定まったのでコーチに報告。
すると「ちょっと待ってもらっていいですか?」と。
しばらくして「こういう高校がありますがどうですか?」と。
皆さん勘違いしないでいただきたいですがコーチがそこに入れてくれるわけではないです。あくまでも提案して下さってるだけですので。
ここで親と子供の希望とコーチの考えに違いが出ました。
コーチは次男のスタイル、その学校のスタイルを踏まえてその学校の方が合っていると思うという事をわかりやすく説明してくれました。
聞いた途端「!」。私は今まで子供の何を観てきたんだろう。子供のためにと考えてたんだろうかと反省しました。
子供をブランド品のように自慢する材料にしてきたんではないか?
私はその場でコーチに「子供と話してみます、でも私の考えはその学校を目標にしたいと思います。」と答えました。
その日の夜子供と話したところ「コーチがそこまで考えてくれて勧めてくれるならそこに行きたい」と。
「えっ? じゃあ行きたいって言ってた学校は?」「ん〜なんとなくイメージ」だとさ・・・。
まあそんなもんですかね。
その後コーチの勧めてくれた学校の練習に参加させてもらい、雰囲気やらなんやら気に入ったらしく、結局その学校に進学したというわけです。
カミさんとも話したんですが、まあ子供の事よく観てくれてますよ。
子供もね親よりコーチの事リスペクトしちゃってますから。
事サッカーに限ってはスタッフに任せましょう。
まあ人間ですから完璧じゃあないし間違いもあるんでしょうけど。
私は今年から審判と運転とコーチの間違いさがしに全力を注いでおります!






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