2013年10月31日木曜日

「ポゼッション」

仕事で訪れた家の子供がアラのJrプレイヤーでした。
お母さんもアラフロプレイヤーでした。
お母さんから最近ブログ更新してないですねと言われてしまいました。
毎日ホームページチェックしてますなんて事も。
ありがたいのが9割、反省1割。
コーチ達もしっかりブログアップお願いします。
では反省して早速。

最近よく聞く言葉にポゼッションサッカーという言葉がありますね。
ポゼッション=保有
つまりボール保有率(保持率)を上げて試合の主導権をにぎる。
マイボールの時間を長くして攻撃の時間を長くしようという事。
バルセロナが暗黒の時代から脱してスペイン代表と共に世界のサッカーシーンを席巻すると一気にこの言葉が広がりました。
ではアラグランデは?
アラグランデでは「ボールを大事にしよう」という指導が当たり前にされてきたと思います。
小学生から中学生まで共通しているのは「つなぐ」という意識が非常に高いということ。
ならアラグランデもポゼッションサッカーなのか?と言われるとそうではないと思います。
ポゼッションサッカーというものはあくまでもチームのスタイル・戦術としてのものであると思います。
アラグランデではあくまでも個人の技術を上げること、自分で考える力をつけることを考えて指導しているわけであって、その結果が現在のスタイルになっているだけだと思うんです。
ポゼッションサッカーに対してカウンターサッカーなんてのもあります。
相手のボールを奪ったら相手の守備が整う前に一気に相手ゴールへ攻撃を仕掛ける。
中には相手が守備を整えていてもとにかく前に放り込むサッカーもよくあります。
では何故ポゼッションサッカーがもてはやされるのでしょうか?
バルセロナがヨーロッパを制し、そのスタイルをスペイン代表がそのまま持ち込みワールドカップを制して一気に時代の波に乗りました。
しかし昨年のチャンピオンズリーグ準決勝ではドイツのバイエルンミュンヘンがバルセロナを2戦合計7ー0とけちょんけちょんにしてしまいました。
先日行われたU-17ワールドカップ決勝トーナメントでも日本が75%のボールポゼッションを誇りながらもカウンター2発でスウェーデンに敗れました。
スウェーデンは2列のブロックを作りそこまでは相手に持たせてやっただけ、ボール保持率を相手に上げられただけと言えます。
保有率が高ければ強いとか負けないとか簡単な事ではないのです。
ポゼッションサッカー・カウンターサッカー、そしてもうひとつ究極のスタイル「だんごサッカー」がありますよ。
相手のボールを奪おうと全員が相手に襲いかかる。つまり「全員サッカー」です。
小学生年代における「だんごサッカー」はおそらくコーチも大好きです。
もちろん年齢が上がってきてもずっとやってるようでは困りますが。
低学年のゲームで応援の父兄から「広がって!」とかだんご状態で相手ゴールに向かってるのに「⚪︎⚪︎戻って!」なんて言葉はNGです。
まず大事なのは相手のゴールにボールを入れること、ボールは俺が捕るという気持ち、「団子になるな」では何すれば?。
それがわかってきたら自然と変わっていきます。
という私もその辺の事はコーチから教わってきたものですけどね。
小さい時から戦術に縛られると判断力・技術力・楽しさ等失われる部分が多くなる恐れがあります。
どんな世代でも監督の求めるサッカーというのがあり、その監督のサッカーに合う選手が選ばれる。
アラグランデには監督は居ません。
育成年代は監督ではなくコーチが必要です。
いつか子供達がアラグランデを卒業する時、どこそこのチームはこんなサッカーやってるからいいねとかそういう目線で観れて新たな道に進めたら良いのではないでしょうか。


0 件のコメント:

コメントを投稿