2012年9月26日水曜日

「色」

私が、サッカーを観始めてからそんなに時はたってませんが、それでも最近のサッカー観てると昔に比べて強烈な個性を持った選手が少なくなったように感じます。
テレビでも子供の試合でも「こいつなんかしそう」みたいな選手が居るとワクワクしませんか?
同じ指導受けて同じピッチで同じ相手にプレーしてるのにそれぞれ違う個性をみんな持ってる。
当たり前の事なんですけど不思議ですな~。
その個性がやけに強いとか独特の色があるとか、たまに「トンデモないの」が現れます。
鼻っ柱の強いイタリアのバロテッリ、自身に満ち溢れたクリ・ロナ、謙虚そうなメッシ。全てイメージですけど。
ちょっと周りより飛び抜けた才能を持った個が集団の中に入った時その集団はどうなるのでしょう?
チームに溶け込めず移籍を繰り返し消えていった選手もいました。
自分のスタイルを変えて新たな輝きを得た選手もいました。
もちろん自分を変えずに輝き続けている選手もいます。
育成年代でも「俺が俺が」みたいな選手います。
個人的な意見ですがある程度の年代までは良いんじゃないですかね?
低学年のゲームはいわゆる「団子サッカー」、ボールにみんな集まります。
みんなボールに触りたい、シュートを決めたい、相手のボールは俺がとってやる。
こんな気持ちを全員が持ってるからこその「団子サッカー」です。
これをコーチが団子になるなと指導してしまうと選手達は意味もなく散らばってしまいます。
選手達が自分で気付いて団子じゃなくなっていくのと、言われてそうなるのは大きな違いがあります。
よく日本の選手が海外に行くと日本人はおとなしいとか自分を出すのが下手とか言われます。
日本人の性格もあるでしょうけど、それよりも育成年代での指導の影響もあるではないでしょうか?
個性を押さえつけられ、みんな同じ色に染めようとする、そんな指導者が多かったのではないでしょうか。
さてアラは?
私が見てきた限り、アラのコーチ達は個を尊重してます。
もちろん団体競技ですからあくまでも輪の中の個でしょうけど。
いや個が集まった輪かな?
パレットに11色の絵具を乗せて混ぜる事なくキャンバスに向かい、描かれた絵はオレンジ色となり、そこにアラグランデという作品が出来上がる。
俺前世は詩人か?(笑)。

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