2012年8月25日土曜日

12番目のプレイヤー

お子さんのゲームを観にいかれてみなさんは楽しんでますか?
私がアラのゲームを観に行き出したのは長男が4年生の時でした。
以前はバスもなく子供の送迎は親がやる事になっていましたので仕方なく行ってたのが本音です。
その頃の私はサッカー観戦においては高レベルのゲーム観戦が常でした。つまりテレビでプロの試合しか観た事がなかったという意味です。
その頭で子供の試合を観れば「何これ?」って思いますよね。
オフサイド、ファールスロー、ミスキック、トラップミス、必然的にピッチサイドでわめき散らす私がいました。
家に帰ってから「あれはオフサイドじゃなかったよな、あの審判なに見てたんだよな~」なんて子供の前で言ってました。(ひで~親だ)。
もしかするとそんな一言が子供に審判は敵だなんて思わせてしまったかも。
実は子供達の方がよっぽど冷静でサバサバとしてて「それも含めてサッカーだよ」なんて考えてます。
そんな事が続いてコーチから「子供達に自分で考えさせてあげてください」とやんわりとお叱りを受けました。
私をプチサッカー馬鹿に育ててくださった、今は千葉の高校で指導なさっている高橋コーチからいろいろ教わりました。
シニアチームに入り、ボールを正確に蹴るのがどれほど難しいか、
トラップしたボールを思った位置に止めるのがどれほど難しいか。シュートまでもっていくには全員が協力しても簡単ではない事。
ある日を境に私は子供へのダメ出しを辞め、ナイスプレーを見つけようと努力しました。
子供達がテクニックを成長させてるなら親も観戦テクニックを成長させねばと。
毎週のように観戦しているとこんな素人にも子供達の成長がよくわかります。
同じオフサイドでも何も考えずに引っかかる選手、タイミングをはかって飛び出たのにオフサイドになる選手。
家に帰ってきてから子供と話すにしてもこの違いで話の内容も変わりますよね。
私らの時代(俺だけ?)よりは今のご父兄は見る目がしっかりしてて、一緒にいても気持ちイイです。
でもまだまだネガティブな声も聞かれます。私は聞きたい。「楽しいですか?」と。
選手達はピッチの中で精一杯やってると思います。中には普段やってる事をやれない子、やれるはずなのにやる気のない子もいるでしょう。そこは毎日見ているコーチがカバーしてくれてます。
例えピッチまで聞こえないような声でもそれがプラスになる事は1%もないと思います。
全くミスをしないチーム・プレイヤーは絶対に存在しません。
チームが負ける事を良しとしろなんて思いません。ただあくまでも主役は子供達で我々は評論家ではなく一緒に戦う12番目のプレイヤーになりたいです。
同じピッチで戦ってると考えれば仲間にどんな声をかけたらいいかわかるでしょ。
サッカーは一人では出来ません。仲間や相手のナイスプレーには是非「いい声」をかけてあげてください。
私のレフリングに対してのご意見があれば是非ご指摘ください。わたしもまだまだ育成年代ですので。
そんなもん誰も観てないって? そりゃそうだ。

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