2012年8月23日木曜日

トレセン

トレセンってなんですかってよく聞かれます。
今回はトレセンについて私の知り得る範囲でお話しします。
トレセンとは本来トレーニングセンターの略で施設を表しますが、現状では「日本サッカーの強化、発展のため、将来日本代表選手となる優秀な素材を発掘し、良い環境、良い指導を与えること」という「個」を育てる制度をいいます。
日本代表と一言でいってもA代表・オリンピック代表(基本は23歳以下)下はU-12まで各年代に日本代表は存在します。
じゃあそれぞれの代表はどのように選ばれるのか?
ここでトレセンが役割を果たします。
トレセンの活動は小学4年生から始まるようです。
各都道府県で規模こそ違いますが長野県で説明させてもらうと長野県を12ブロックに分けて、その地域に住んでいる選手を選考会等によって選抜します。白馬では安曇トレセンとなります。
このトレセンでの活動によって推薦等で県トレと呼ばれる都道府県トレセンに上がる事が出来ます。
さらに県トレでの活躍によって全国を9つのブロックに分けた地域トレセンに進みます。北信越トレセンです。
またまたそこで認められるとナショナルトレセンへと進みます。
そしてその中から日本代表が選考されるという仕組みです。
ここから先の話はあくまでも私個人の意見ですのでご了解ください。
① ではトレセンに選ばれないと代 表にはなれないのか?
② トレセンに選ばれない子は選ばれてる子より劣るのか?
③ 選考の基準は何なのか?
① 確かに若年代の代表はトレセンに入ってない選手が選ばれる事はないように思えます。しかしトレセンの経験がなくてプロになった選手は大勢います。トレセンに選ばれなかったから活躍出来ない。良い選手ではないというのは違うと思います。
② ③ 選考といってもそのトレセンのスタッフの意見が反映されるわけです。やりたいサッカー、伝えたいサッカー等人それぞれなわけですから、そこで選ばれた選手がその地域で1番上手い選手達とは必ずしも言えないと思います。
現状では「個の育成」より試合の為の地域代表という色合いが強いように思えます。
長友選手は小・中・高と一度もトレセンに選ばれていないそうです。永井選手も育成年代でのトレセン経験がないそうです。
私もそうでしたが、自分の子供が人に良い評価をされるのはもちろん嬉しい事です。ただそこで得たものは何だったんだろうと考えると即答出来ません。
唯一答えるとすれば友人が出来たってことでしょうか。
トレセン制度を崇拝するわけでも非難するわけでもありません。
トレセンという制度が日本サッカー界で大いなる役割と意義があり、結果としてサッカーが発展されてきたのは事実です。
あくまでも基本は所属チームですからトレセンは付随するものと考えられればいいと思います。


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